シャングリラ

以前にも書きましたが、洋食屋が好きです。
薄暗い照明、時間を忘れさせる落ち着いた、ともすれば淀んだ雰囲気、手頃な値段で楽しめるエビフライやハンバーグなどのボリュームのある料理。なんだか薄汚れた昔の漫画や雑誌があったりするのも愛嬌です。

中でも北大の近くにある、グリル「ぎっと(牛舎)」は洋食屋の中の洋食屋です。
噛むとざくりざくりというメンチカツやエビフライなどの揚げ物が絶品、というかそれが好きでまだあまり揚げ物以外に手を出していないのですが。
大学の人間がメインターゲットなのか、時間のとれる休日には開いていないのがただひとつの欠点です。
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しかし、こうした揚げ物メインの「洋食」とは、いったいどこの国の食事のことなのか。ハンバーグがあるからといってドイツとは思えず、スパゲッティを出してくるからイタリアというわけでもないでしょう。

おそらく「洋食屋」とはどこの国の料理を出す店というわけではなく、かつての日本人が思い描いた、「憧れとしての外国」の料理の店なのでしょう。国際化が進むにつれ、本格的な「イタリアン」や「フレンチ」の店が増える一方で、いわばまがいものの「洋食屋」は減っている気もします。

しかし洋食屋とは、「日本人の考えた理想の外国」でもあるわけで、これが落ち着かない訳はありません。
この「ぎっと」も含めて洋食屋は古い店ばかりですが、しぶとく生き残っていただきたいものです。

文責 鈴
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by owl-top | 2011-11-28 23:34
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