言語と思考・・・ノルマ 2

みやじぃ先生、硬軟、いい感じのブログですねー001.gif

先日、主人との会話で・・・

「人間は 言語でしか思考できない」というお題が出てきました。

言語でのみ思考する、ならば 言語、語彙の絶対量が少なければ
思考できるものも 限られる、ということ。

主人は 年々、学生の質が低下していることを嘆いていました。
語彙が少ない、考える力が足りない、と。

みやじぃ先生も憂いていらっしゃいますが
私も 若い世代に危惧を感じています。

日経新聞に「私の履歴書」という 各界の重鎮、話題の方などが
数回ずつ 自分史を連載する読み物があります。
丁度、この三月、震災を挟み 日本が世界に誇る建築家 安藤忠雄氏が
この欄に 自分史を連載されていらっしゃいました。

安藤氏曰く・・・(日経新聞 20011年3月31日掲載分から抜粋)

 国際社会で先頭を切って走ってきた日本は今、存在感を失い
 国際化の波に乗れず、将来像がつかめない。
 教育は画一的で、政治には信念がない。
 そこに大震災が起こった。
  
 中略

 日本人は歴史上2度の奇跡を起こした。
 そして今再び奇跡を起こし、何としても日本を復活させなければならない。

 中略

 過去の奇跡の一つは明治維新のとき、幕藩体制から近代国家を
 一気に作ったこと。
 その素地は300を超える諸藩の教育体制だ。
 現在の一律な教育体制とは異なり、藩ごとの特色が打ち出され、
 学ぶ人の目的と個性を考慮した教育が行われた。
 熱意ある柔軟な教育が生み出した人材が新しい時代の扉をこじ開けた。

 第二の奇跡は敗戦後、数十年の間に復興し世界有数の経済国にまで
 発展したことだ。
 廃墟と化した地で大人たちが寝食を忘れて働き、
 子供たちが元気に目を輝かせる姿を見て
 海外から訪れた人々は「この国は必ず復活する」と口をそろえたという。

 しかし、「経済大国」といわれ始めた1969年ごろから、
 実直な国民性が色あせていく。

 中略

 人々は考えなくなり、闘わなくなった。
 経済的な豊かさだけを求め、生活文化の本当の豊かさを忘れてしまった。
 未来を担う子どもたちは親の敷いたレールの上を走るのに精いっぱいで、
 想像力を養うための貴重な時間を失っている。

 本来、子供は友達と自由に、自然と戯れながら遊ぶ中で好奇心を育み、
 感性を磨き、挑戦する勇気や責任感を養う。
 今、子どもたちは過保護に育てられ、自分で考える体験が
 絶対的に不足しており、緊張感も判断力も、自立心もないまま成人し、
 社会を支える立場に立つ。

 正しい価値観で物事を決めることができず、
 国際社会で立ち遅れている今の日本と、
 子どもの教育を取り巻く状況は決して無関係ではない。

 中略

 自分の意思が希薄で、人と直接ぶつかり合おうとしない、
 芯の弱い今の若者や子どもをみていると、
 日本の将来に強い危惧の念を覚える。

 後略


全文、ご紹介したいところですが とりあえず。

さて いかがでしょう。

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言語数や語彙数が多いこと イコール 思慮深いとは思いません。
知識が多くても 経験値が少ない 張りぼての人間もいるでしょう。
物質的な豊かさしか物差しに乗らない 浅はかな薄い人間もいるでしょう。

先達のお話は 響きます、深いところに。

世の中に疑問を持つこと
どんなことでも考えてみること

主任会議を数日後に控え そんなこんなを思いました。


文責 みちこせんせ
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by owl-top | 2011-07-13 13:30
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